(女E)
(の、場合はエディたんを電波に、雹を酷い奴にしたくなる)
貴方が好きだ。
盲目的に愛することの愚かしさと醜さなど鏡を見ればわかること。どうしようもなく一人であったあの頃の私が今を覗き込めば、白痴の様な風体に顔が醜く歪んだだろう。私を見る貴方のように。
(……気持ち悪い)
私以外の誰が貴方を救えたというのだろう。己の刃をあの蛆虫に救いと返されて、共々命を散らしてしまうあの瞬間に私以外に誰がいた。
吠えるだけの無力な屑が何をした。貴方が望んだ少女はそこにいなかった。
私だけだ。私だけが貴方を繋げた。貴方の唯一という蛆虫も、貴方の全てであるジャスティスも。
(貴方の側に居)
貴方の業すべて私が背負う。ならば貴方は望んだ通りにどこまでもいける(誰を連れて)私が望む通り傷も闇も錘も枷も呪も罪も全て、全て背負えばいいのだろうか(迷うな)(本当に欲しかったのは)
(聞きたくない)
私の知る誰かと私の知らない顔で道の先へ進む貴方を目で追った。とうに身体は重くてもう動けそうにない。
喉は望んだ通り凍りついていた。
貴方が好きだ誰より好きだ。
崩れていくのも尚更早い。
女Eちゃんは本当はリーダータイプのＳッ子だけど好きな人には尽くすタイプだからすーぐズタボロになる。
(寝ろ、脱兎)
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