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マイスィを何とかする



……脱字誤字とか、文章のおかしいトコとか何とかする

出来たら番外編……も、出来たら……したいと思いたいです(遠)



(とある子に授業中に番外編をかけといわれてしまった故、どうでもいいが授業中に人をオタク扱いするのはやめちくれ)



もう自家発電的なジャス学も何とかしよう(双子の誕生日の問題やなんやらで春から一切時間が進んでいない)

日記にめたくそ溜まりつつある中途半端なSSも完結させよう(今日もまた土方夢の書きかけが出来てしまった……)


つーか12日に抱負って何ヨ、あとさっさと年賀状書きなさい、zuizuiです




さて

そろそろサイトの模様替えしたいです

……いやね、そろそろ自分でも何所に何があるか理解できてきたけど、それはそれでつまらん(何がしたい)














































ここでBASARAでもうそーう!!いえー!!


あ、二次創作です

本人めっさ眠たいのでわけわからん仕上がりです

信濃なのですが、ややBLくさい

ちなみに学生パラレル(うーわー……)

上杉さんと武田さんが先生であと生徒

つーか殆どモブ

偽者信さまと濃さまがいちゃこらしてるんでよければ↓へ




















「意外と、上総介様の方がお似合いかもしれませんね」




いつもの凛とした声に少しだけ堪え切れぬ笑みを隠して帰蝶は言った

机に足を投げだし、椅子に大きく凭れかかった形は崩さずとも、織田はちらりと横目で帰蝶を伺ってみる

帰蝶は椅子にきちんと座ったまま体だけ此方だけ向けていたが、秀麗といえどまだ幼さの残る頬はやや引きつり笑いを堪えていた




「上総介様は肌もお白いので、ウエディングドレスなんて御似合いじゃないでしょうか?」




帰蝶はなるべく小さな声で言ったつもりだったが、昼の休みと共に飛び出して行った馬鹿が消え去り閑散とした教室にはその声はとてもよく響いた

帰蝶は、織田のいつも寄っている眉間の皺が一本増えたのを見た気がした








全ての始まりは4時間目が自習だった事による

4時間目は謙信先生の歴史の授業で、いつもなら謙信先生が少しオーバーなアクションを加え、世界史を詳しく説明してくれたのだが、今日は諸事情により自習だった(かすがが可哀想なほど落胆した)

この諸事情にも色々深いものがあるのだが、長い上に何も実りがなく、一切話に関係ないのでカットさせていただく


さて

どんな授業でもそうだが、自習というのは『各自で勉強』という意味で成立している言語なのだろうが高校生を前にそんなものは建前で、本当の自習という意味は『教室にいてそこそこ静かにしていれば何してもよい』という一種の免罪符なのだ

それ故に女子は女子で固まり喋りだす、女の話題は何時になっても尽きないし、女という生物は会話によってストレスを発散する生き物である

時代がどう移ろうと破天荒な相手を持つと苦労するのは殆ど女(いや、一部の片想い中の忍者さんの例もあるが)だ

それゆえに会話も盛り上がるのだは、今回の話の中心には1つの雑誌があった

誰かは知らないが持ち込んだ高校生が買うには少し早すぎる女性雑誌(のちのち謙信先生の私物と判明)、その表紙にすら大きく見出しとしてかかれていたのが「最新BASARAウェディング形体!洋VS和!!」というなんとも物騒な見出しで、ひとつの笑いを買っていた

それだけならいい、女子の話は長くとも、話題なんて持って5分

しかしそこに暇を持て余した男子が割り込んできたから事態はややこしく転がる




まず雑誌を遠目から覗き込むようにして浅井が「なんにせよ洋は市が一番似合う」と言い出したのだ

そこで言い返すのがやはり前田で浅井にも隣のクラスにも聞こえるように「まつは和も洋も似合う」と言い返した

それの言葉に怒りを思うものがあったのか、また浅井が「市は和も洋も一番似合う」と言い返し

何故か先ほどまで悲しいほどに落ち込んでいたかすがが「なんにせよ謙信先生が一番御美しい」と勝ち誇ったように微笑み、

またまた何を勘違いしたのか真田が「何を!一番お強いのは武田先生よ!!」と暴れだしたのだ



そこからは蜂の巣を突いたような騒ぎで、誰それのドレス姿が見たい、と誰かが言えば、じゃあ僕は秀吉のドレス姿が見たい、と誰かが言い、ドレスを着た私の隣に信長公に立っていただければ……!と興奮(と他の何か)のあまり吐血した者さえいたし、……まぁ私には何でも似合うとこっそり言った誰かに、サンデーの癖に……と呟いた誰かが日輪に消えてしまった

しかし自分達は自習でも、隣のクラスは絶賛授業中である

真田が暴れ、それに伊達も便乗し、浅井と前田の言い合いが熱を増したそのときに騒ぎを聞きつけ何所からともなく駆けつけてきた武田先生の一喝に(本当は、興奮冷め遣らぬ真田が武田先生と御互いを叫びあったので)自習も潰れ、前田と浅井の仲に冷たい空気を残しつつこの話と自習は終わったのだが






「お前は、混ざらなかったな」





いつものように上総介の隣で取る食事も終わり、帰蝶が一息ついていると今と同じ形でだれている織田が話し掛けてきた

話し掛けてくるなんて珍しい、喜びと驚愕がない交ぜになりつつも桔梗は唐突に始まった会話を考える

沢山沢山、しかし織田が飽きない程度に思考をめぐらせて、――どうやら先ほどの自習時間の『ウエディング対決』の事を言っているのだと気付いたときにはもう帰蝶の頬は緩んでいた

何故なら織田は寝ていたはずなのである

いつものように机に足をかけ椅子に深く座り込んで(今だって同じ格好だ)

自習というのなら起こす人間もいないだろう

まぁ眠りの浅い織田ならあの騒ぎで起きない筈はないと思っていたが、まさか寝たふりをしていたなんて

帰蝶は必至に笑いを堪えた






「お前には黒が似合う」





しっとりと重みのある深い声が教室に響く

珍しく織田は饒舌で、昼休みも中盤だが御誂え向きに誰も帰ってこない

そんな現状にますます頬が緩むのを自覚しながら、黒ですか?と帰蝶は首をかしげた

織田は、ああ、と頷く







闇を流したような黒髪に少し吸えば赤く染まりそうな白い肌

身体に目立つ凹凸はなくとも、色や艶には困りそうもない体

今はきっちりと堅い制服に包まれているが、いつかはどこの誰ともしれん腕などに抱かれるのだろう







「結納の純白などよりも、喪の漆黒が良く似合う」






まぁ不吉だがら、一度切りにしておけ

そう言って上総介は目を閉じた




――眠かったのか、それとも飽きたのか




珍しく訪れた優しいひと時をあっさりと終わらせて、けして言わないが、帰蝶の心にじわりと文句の台詞が並ぶ

後少し、後少しできっと皆帰ってくる、こんな、こんなに誰もいないのに

それが私の好きな御方だから

そういい訳して心を落ち着かせる

が、それはすぐ幸せに押しつぶさそうになる




――まさか

いや、考えすぎだろう

これは織田のただの気まぐれだ

考え過ぎ、織田はしつこい女や独り善がりな女を嫌う

それでも囁きだけなら





「上総介様、出来る事なら」





貴方の死までお供したいです

貴方の死を悼み、貴方の血が地に染み、骨が溶け、肉体がそっと土に還るその時まで

貴方が似合うと言ってくれた黒の喪を着て

隣に立つなどいいません、でも、出来るなら伴侶として

貴方の時だけに、黒の喪を着て





「上総介様――?」





小さく呟いた甘い欲は、大きな織田のいびきによって打ち消された

しかし、織田の黒髪から外に出ている柔らかそうな耳があまりにも真赤で


とうとう帰蝶は堪えきれずに噴出してしまった







お題「セーラー服を脱がさないで」







眠たいときに何も書いちゃいけねぇ



(脱兎)
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