忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメントレスッすー

……もうね、zuizui文句言っちゃいけんと思う

もうこんなにコメントで頑張ってくださいとか勿体ない言葉かけてもらえて幸せなんだと思う

ついでに男子ネタがここまで引っ張られるとは思わなかった(笑)

一体何が皆様のツボを突いているのか不思議で仕方ない、どうだティアちゃん(何)

とりあえず、帰ってこんもんは帰ってこん!!と最近財布(福沢さんが3人+アメカード)を落とした彼女がいうなら、zuizuiだってもううだうだ言いません

ありがたいお言葉に大感謝しつつコメントレスです

ではでは、ビーム

あ、4名さまです、歓喜!!!




>如月磔さま


ええ!ですからもしも磔様がブック消えたら的確なアドバイスが出来ますよ!!ととんでもなく不吉な事をいうzuizuiです、こんばんわ

さて

……ふがいないなんて…!!お言葉をかけていただくだけで嬉しいです

剣八とラブラブですって!?…聞きましたよー、聞いちゃしたよ!!(止)

楽しみにしちゃいますからね!!(止めろ)

あと3話のジロちゃんの決断……、やっぱ苦しいです……

もう一護に踏ん張ってもらわないと!!連れて帰ってこなかったら、うちのブリーチ連載で酷い目あわせるからな!!(をい)

……ちなみに

うちの超不定期連載でも剣八さんとラブラブです(?)

いや、ヒロインは藍染様命なのですがね、あと雛森愛

計画性の無いのはzuizuiも同じ、アコムを見習いたいと思います

それでは、リンクを頑張って張ってきます!!……一週間後くらいに(コラ)

(脱兎)


>麻斗様


お久しぶりッスこんばんわー!!

……最近ホント皆様のサイトが回れなくて……、麻斗様の連載も更新されてるかなーと前は鬱陶しいくらいに見に行ってたのに(止めろ)

素敵理事長様にも会いたいです(親父好き)どもども、zuizuiです

さて

男子クラスの類似点がうちのクラスにもあるのがおかしいです

去年のことですが、ドラゴンボールが全巻揃っていたり、フィギュアが揃っていたり週間ジャンプがロッカーの上に無造作に乗せられてたり

これが近頃の乱れた若者の結果か……と、こっそり頷いていました

しかし麻斗様の男子のクラスに『古い雑誌は古紙回収に回せ』と言いたいです、――地球環境の敵め!!!

ブックのことといい、なんだか色々ありますが頑張っていこうと思います

一周年記念待ってまっせ!!

それでは

(脱兎)



>とら皮様


zuizuiは待ってます……ずっと……(黒笑)

と、冗談はさておいて、いらっさいませ!!zuizuiッス!!


さて

……もーzuizuiは一発書きで、データなんてのこっとらんのですヨ

しかしブック①やマイスィが消えなくて良かった……!!

それだけが安心です、……そろそろマイスィもデータ化しないと!!

うちのブックは長いやつとか結構ありますから……(遠い目)


あとうちのクラスも結構馬鹿です、しかし頭はかなり良い方です

平均点80点以上なんて信じられますか!?

zuizuiは信じません……信じたくない(平均点以下のアホ)


さて、また長々とアホなことを語ってしまいそうなので、ここら編で切っておきます

ちなみに、連載を急かすつもりは毛頭ありませんのでごゆっくり自分のペースで頑張ってください

それでは

(脱兎)



>篁 瀬那様


いらっさいませ、こんばんわ

夏でも冬でも駄目人間、zuizuiです


さて

九郎と書いて苦労と読む…、ぶっちゃけ何度もミスタッチしました、『苦労』と

ぶっちゃけ雹夢よりBLちっくになりましたよ苦労夢(笑)

だんだん右腕君がどんどん駄目な方向に進んで、雹もマイロードを爆走して、唯一のまとも人(燃えジャスではすごいのに……)の九郎は振り回されてます

日本征服より右腕君が増やす仕事でそれ所ではない雹と、女の子に恋慕して恭介にビビって伐と友情を育てる右腕君、たまに真顔でいちゃつく二人に恐怖しつつ右腕君に憧れ以上の感情を抱いちゃったりする九郎

……どーなりますかね、本編で右腕君逃亡中なのに

しかし愛でるのは自由なので、どうかうちの苦労……九郎をめでてやってください

あと、幸村様には勝てません(真顔)


それでは、まだまだブックのことを引きずって一寸ネガティブにもなりますが、皆様のコメント(もちろん筧様も!!)で元気一杯です

勿論、リンクも貼らせて頂きます!!

ではでは

(脱兎)


.
PR
色々大変だったり大変じゃなかった一日を生き抜いて参りました

あと、オーマイキー!とホリック見ちゃったので夜寝れませんでした

アンパンマンの時間帯になってもまだビビるzuizui

もう夜見ません、あれ

ンな訳でコメントレス!!

ビーム!!



>ティアちゃん


……頭の中に祇園精舎が流れます、zuizuiです、いらっさーい

もう、もう4回目だから…!!とzuizuiさんは我慢の子ー!!!と叫んでみますが、朝っぱらから迷惑なだけです

開き直ってどっかに移転しようと思ったのですが、マイスィを置いていくわけに行かない(が、写すのもメンドイ)のでにっちもさっちもどうにもブルドック

というか、このサイトにくるのが日課なんて嬉しい事言ってくれるじゃないッスか

もうキラ夢でもアスラン夢でもドンと来いという感じです、無駄に

まぁ、明日頑張って学校に行くので、なんか宜しく(何を)

ではでは

(脱兎)



>とら皮様


……だったらzuizuiはまだマシな感じなんでしょうか

それでも忍足夢などが消えちまったことにショックを隠せません

どもども、zuizuiです


さて

……た、大変そうですね、女子クラス

まぁ落ちているゴミが蜜柑や甘栗という事が大変可愛らしいのですが、何故学校まで甘栗を食べたかったのか聞きたいです

うちのゴミは紙コップ系が多いですね、自販機がありますんで

ある人に聞くと結構うちの学校って男女間がすごいらしく、zuizuiは興味内のですが、あまりの華やかさに「共学とはこんなものか…」とうんうん頷いてます

でも女の子だけのクラスっていうのも人の目をあまり気にせず楽そうで羨ましいです

これからも連載凄く楽しみに待っています(黒笑)

zuizuiも好きほうだいしますので

それでは、またのお越しをお待ちしております

(脱兎)



>如月磔様


はい、落ち着きます(素直)……落ち着きました、zuizuiです


……そうですよね、ジロちゃんも主人公を思ってのアレですからね

それでもジロちゃんの天真爛漫な笑顔が心の中にあり、そして影では剣八ラブになりつつあるzuizuiの優柔不断ップリ

皆が幸せになる法則なんてどこにもないのですが、彼らの心が常に平穏で満たされていればそれでいいです……

あとブックですが……フォレストさんに嫌われているのでしょうか

ま、マイスィが消えなくてほっとしていますが、それでも理不尽なものが心から離れません

しかし磔様のように心配してくださる皆様が温かいやら優しいやら……

もう何も言う事はありません、……が、やっぱりショック

リンクの件は、貼り次第此方からご連絡させて頂きます

それでは、夏に気をつけて

(脱兎)


多分、俺は生きていてはいけないのだと痛感する

別に世の中なんて関係ないし、見も知らずの他人が自分をどう思っていようとそんなには関係ない(女の子は別だけど)

しかし他人がどれほど自覚していないとしても、白髪の丁髷にヘタレと命名された俺の性格としては無意識とは言え自覚症状から来る罪悪感には耐え切れない

何だか自分でもよく判らない解説なのだが、補足説明的にすると俺は雨男らしい

ぶっちゃけ意味のわからない前フリだが、そもそもの始まりが今から17年前の俺の誕生日、神奈川県に季節はずれの台風11号が直撃し、俺は床上浸水する分娩室の中で生を受けた

それからは悲惨で幼稚園の入園式はどしゃぶり、初めての運動会は何もしないにも関わらず三日延期になったし、学芸会は屋内での発表だったハズだが本番中に新築の校舎が雨漏りしだした為中止になった

不安になった母親が近くに住む幸村明神という神社に駆け込んだ所、前世に俺が龍神の髭を一本抜いたという罪により(何だソレ)祟られているらしかった

だったらどうしたらええねん、という俺の心の突っ込みに返ってきた台詞は龍神が飽きるまで待て、という中途半端な返答で、結局はどうにも出来ずバケツをひっくり返したような夕立の中母親と帰って行った思い出がある

俺が生を受けて17年経った今では龍神も適度に飽きてくれたらしくぶっ飛び!!と言うのような天候の変化はないが、イベントや用事事には8割の確立で雨が降る

そんな訳で心を痛めてしまうのだ、超不本意ながら



「明日、晴れるといいな」



いつものように無表情で

でも少しだけ楽しそうな白髪丁髷の顔を見ると余計に

……勘弁して欲しい





◆3毒、ドタバタ七夕(時間が遅れた上に雹夢じゃなくなったぜ)SS◆





雨が降っている

まるで、生徒会室の大きな窓に恨みがあるという程にその礫は冷たくその身を叩きつける

そんな音も結構鬱陶しいのだが、雨が降っていると自然に気分が落ちてくる

勿論、天候如きにアドバンテージを揺るがされるような甘い感情は持っていないし、今まで生きてきた時間から考えても今ごろの季節に梅雨前線がせまっくるしい日本に停滞する事も知っている

それを梅雨というのもイヤと言うほど知っている

まぁどんな状況であろうとも任務を実行し、どんな状態であろうとも任務達成をもぎ取ってくる、それが霧嶋の人間というものだ



(……それにしても、湿気が酷い)



元々この生徒会室は忌野雹の意向もあり、広大でやや奇抜なデザインのジャスティス学園でも最高の位置に存在している

日当たりから間取りに広さに利便さ、冷暖房は当たり前として除湿機に空気清浄機、無論インターネットも通ってるし、ガスも水道も完全完備、部屋の隅っこには副会長が持ち込んだ小さな冷蔵庫もある

だから1週間連続で雨が降っていようがこの部屋に居れば快適そのもの

授業中までここにいる事はできないが、毎日の放課後を会議で潰してしまう身にとっては喜ばしいものだ

しかし、と霧嶋九郎は思う



冷房もかけている、除湿機もフルで2台使い、普段使わない換気扇まで回している

なのに何故だろう、このねっとりと粘りつく湿気は




「………あ、居たんだ九郎~」



ねっとりと、まるで下水管のヘドロのような声がソファーから聞こえる

忌野雹のお気に入り(らしい)真っ白いソファー、しかし本当にお気に入りなのは、今さっき死体のような声を出した人物だと言うことを九郎は知っている

……今までわかってて無視したのだが



「……なんですか、先輩」



年上でおまけに生徒会の役職的にも上に存在するその人物(死体)に九郎はできる限り優しく返答した

今でも成るべくソファーから距離を取っているので、こんな小さな声が聞こえるかはわからなかったがその人物にはこっそり聞こえたらしい

もっそりと白いソファーの上に存在する死体は顔を上げる

乱れた前髪、鼻からは鼻水が出ていて、それは白いソファーにまた別の白いシミを作っている

……私は知らない……、霧嶋九郎は呟いた



「……もう俺死んだ方が良いかもしれない」

「……何を前フリ無しに言ってるんですか」

「もー駄目だ、もー駄目だ、今まで色んな奴らに白い目で見られたり天の川の織姫様にどんだけ申し訳ない思いしたりしたんだけど!!今回はもう駄目ぽ、すっげーへこむ!!」

「何語話しているんですか…」



少し眩暈を感じながら九郎はゆっくりとソファーに近づく

ぐってりとソファー全体にその体を投げ出して、(一応)副会長はぐずぐずと愚図っていた

少し草臥れた感じの制服は押しつぶされて皺が出来ている

この学校でたった二人しか着る事の許されない紅

自分が他の生徒達から(まがりなりも)嫉妬と羨望の対象で見られている事をわかっているのだろうか(きっとわかっていない)



「まったく……何がしたいんですか、貴方」

「一切無駄な罪悪感により落ちこんでんの!!……もーヤー!!ホント俺の雨男っぷりは雹クン知ってるでしょうに!!去年のキャンプファイヤーを突然のスコール(をい)で消化しちゃったのは何を隠そう俺ですよ!!……つーか、なんだよ、最後の最後に龍神様怒っちゃって!!」

「………」

「……だから、だからあんな(俺的には)良い笑顔で『雹タン、七夕チョー楽しみだな☆』的な事を言うなよ丁髷ハゲめ!嫌味かアレは!!!」



うっわーん!!!!……そう叫んで副会長はまたソファーに顔を擦りつける

……涙、汗、涎に鼻水、消して綺麗とは言えないものを擦りつけられているソファーは悲惨にぐちょぐちょで、これは大変だと九郎は一人で思った




――ジャスティス学園に潜入せよ




裏の世界では下級の地位に当る霧嶋一族

しかし言葉上では綺麗に片付く物も、実体はたった一人の命を纏うする為にまるでセコセコと蠢く虫けらのような存在で、もう聞き飽きする程にゴミめ蛆めと何度も何度も九郎は罵られた

その言葉に当時幼く愚かだった霧嶋九郎は幾度となく傷つき、そしてそれこそヘドロのようにしつこく九郎自身の精神を蝕んで、いつしかそれは嫉妬と屈辱と憎悪が織り交じった思いに変わっていった

そしてそれは最終的に全てを屈服させてやると根底的な今に変わった




――我等の邪魔となれば、容赦をするな



上から下った命はジャスティス学園と言う忌野雷蔵が作ったと言うアホらしい施設の調査と監視だったが、それだけで済ませようなんて九朗は思っていなかった

忌野雷蔵を倒し、我が洗脳術で忌野家最強と呼ばれる忌野雹を手に入れる、聖女院学園というまた馬鹿みたいな学校に潜伏中のゆりかも使って徐々に支配を強めていく

忌野雹が失敗したあの日本征服と言う目標

自分を卑下した全ての愚民に、叩きつけてやろう

そう、思った



「……九郎、今日は何月何日?」

「7月7日です、七夕ですね」

「………天気は?」

「土砂降りです」




まだ星出る時間帯ではありませんが、と付け足そうと九郎は思ったがぐずぐずと愚図るこの人にはきっと何も効果は無いだろうと思い口を噤む

変わりにソファーの傍にしゃがみ、頭を(極力優しく)ポンポンと叩く

そして無理やり顔を上げさせて、鼻水まみれの顔をハンカチで拭いた

たったそれだけの行為に何故か満たされてしまう自分が居る

それに内心驚く




――ジャスティス学園に入学して、生徒会に入って現在、何よりも1番に驚いたのはこの人の存在だったりする

はっきり言ってこの人は無能だ

別にこの人を卑下するわけじゃないんだが、仕事が出来ないと言う言葉を無能以外で表す事が出来ないのであえて無能と言わせてもらう

実際にこの人は書類整理も出来ないしパソコンも触れない、携帯電話を持っているくせに電話とメール以上のことが出来ないから留守録設定をしていない

デジタル社会をゆるゆると逆行して生きるこの人に何をどうしたら其処までもパソコンの機能を低下させることが出来るのかと聞きたいくらいだし、寧ろデータも残さずに忌野雹のパソコンに侵入しあらゆるデータを破壊する事が出来るこの人を逆に天性のクラッカーかもしれないと神聖視したこともある

聞くところによると料理は出来ないらしいがお茶を入れるのが上手くて、裁縫は出来ないがマフラーを編むのが得意

特技である卓球はアマチュアのワクを超えてプロ並らしいが、基本的に体力はほぼ皆無でジャスティス学園の体育(20キロマラソンや10キロ遊泳)の後よく真っ青な顔して保健室に運ばれていくのを見ている

簡単に言えば一長一短という言葉が良く似合う先輩で、しかし秀でた部分が劣っている部分を覆い隠すでもなくただ持て余しているという感じが否めないのだ



「……もーどーしよ、テルテル坊主作ったらどうにかなるかな」

「さぁ」

「……絶対雹がっかりするよー、なんか今日さー電話で伐に『俺の家で笹飾ってる楽しみにしてる』って聞いちゃってさー、……何か恭介さんもわっくわっくしてるらしくて、絶対俺殺されるー……」

「…別にこの地域に雨が降ろうが台風が来ようが先輩に一切責任は無いでしょう?」

「いや俺、昔龍神の髭抜いた(らしい)から」

「………」



今のように、しっかりと真顔で(女なんかにでれっとしないで)見据えればそれなりにこの人の見目は整うと九朗は思う、身長も高いほうだ

あの容姿だけは抜群のいい忌野雹の隣に居なければこの人が思う以上に女は惹かれると思う、性格も良いし、きっと大切にだってするだろう

それでもこの人は忌野雹の傍から離れないし忌野雹もこの人を離そうとしない

これも九郎が驚いている一つの事実だ




――俺は、雹の笑顔がみたいんだ




元々、この人は某有名スポーツ大学の附属高校の出身だと聞いた

それが一年前、忌野雹に出会い、あっさりと一ヶ月も待たずに退学し、ジャスティス学園に入学した、実家も離れて、今ではアパートに一人暮らしらしい

どうして其処までするのか、どうして他人の気まぐれなんかに自分を曲げたのか

あまりにも簡単で、あまりにもあっさりと

その自由さに苛立ちを感じながら九郎は聞いたのだ

どうして、忌野雹の傍に居る?



――何となくだな、幸せそうな雹が見てみたいんだ



にこにこと笑いながらこの人は言った

いつだったかは忘れた、それでもきっとこんなにも鮮やかに思いに残っている



――気まぐれだな、きっと



そこから全てがあほらしくなった

何を自分は頑張っているんだろうと思った

こんな腐った世界でどれだけ自分が更生しようと紛争しても意味が無く思えた

むしろ、そんな事が自分のやりたい事だとは思えなくなった

何故だろう、もしも邪魔にさえなればこの人だって殺せたのに

苛立ちも憎しみも全てがあほらしくなるほどにこの人は自由だった



――先輩

――ん、何だ九郎



この人は変だ

無能でやる気もそんなに無い、やるべき仕事もやらないでいい仕事も増やしまくる

パソコンの立ち上げ方もわからないし、インサイダーをダースベーダーの進化系だと思っている

細かい作業は嫌いだが、手先は器用なのでお手玉は八つまでできるらしい

寮に入らず一人暮らしをしているので、それが結構貧乏生活でこの前学食を奢ったら大層感激された

基本無神経な性格をしているのに、ちょっとしたことで責任を感じて気にしたがる

驚いたことは数知れないし、これからも増えつづけるだろう



――認められたいです

――うん

――今まで、私を卑下した人間全て、それから……ゆりかにも

――うん

――私だって霧嶋の運命を変えられる、霧嶋如きの運命に屈しない

――うん

――強くなります、世界の誰よりも



もう誰にも自分を馬鹿にさせない、自分を認めさせてやる

家系ごときに縛られない、自分が優秀になることで変えてみせる、全てを根本的にひっくり返してやる

忌野雹よりもずっと強くなる、こんな世界に囚われないで、強く強く

まぁ考えれば考えるほど、――本当に馬鹿らしい事なのだが

気付かなかっただけで、考えつかなかっただけだ

霧嶋九朗も、嫌になる程自由だったのだ






――九郎なら出来そうだな






その時、私は救われた





「……知ってますか、先輩」

「……んー」

「七夕物語というのは日本古来の豊作を祖霊に祈る祭、今のお盆ですね、それに中国から伝来した乞巧奠が習合したものと考えられています」

「き、きこう」

「織姫や牽牛の言葉は春秋戦国時代の『詩経』が初出とされていて、七夕伝説の方は漢の時代に編纂された『文選』の中の『古詩十九編』が初出とされています、まぁ南北朝時代の『荊楚歳時記』や『史記』等の中にも記述があります」

「……く、九郎?もっと頭脳のレベルを下げてくれないかな」

「日本は『古事記』に記された『棚機津女』が有力らしいのですが、まぁ歴史など興味はありません」

「……」

「七夕伝説は知っていますよね、働き者の二人が恋愛に現を抜かし勤務を怠ったがために天帝の怒りに触れ、離れ離れにさせられた……ねぇ先輩」

「ん……んー?」

「(寝てたな……)どうして7月7日という梅雨の時期にだけ天帝は二人を会わせようとしたんですかね、天の川の水かさが増せば船渡しは船を出してくれないのに」

「……ん、たしか旧陰暦がどうとか雹が言ってたような気がする」

「ええ、でもね、本当は雨が降っても大丈夫なんですよ」

「………」

「どっかから、泣いてる織姫を可哀想と思ったのか無数のカササギが助けてくれるんです、自分の背中を貸して」

「………」

「だから、雨が降ってようがきっと短冊の願いくらい叶えてくれますよ、忌野生徒会長も満足します」



ちーん!!と勢い良くこの人の鼻を噛んで、俺は言った

無論ソファーはべとべとだ、このタイプのソファーはカバーを取り外せるタイプではないからきっとココだけかぴかぴになったままだろう

まぁいい、忌野雹だってここに緑茶をこぼしていた

多分、自分しか知らないが



「……九郎はいい子だな」

「……どうも」

「でも恭介さんの怒りが収まってなかったら俺はどうなる」

「クロスカッターくらいなら耐えられるでしょう」

「………」



ザァザァと生徒会室の窓を割るような勢いで雨が降る

このままではきっと夜になっても止まないだろう

天の河は溢れてしまう、……まぁ宇宙の星が雨で濡れるなんて現実的にはありえないがそれは黙っておく



「安心してください、その時は背中に乗っけて病院まで運んで上げますよ」



きっと川べりでぐずぐず泣く貴方に耐え兼ねて

織姫には程遠い容姿と泣く理由、それでも私は耐え兼ねて渡してやるのだ

自分の背に乗せて、涙が乾く向こう岸へ

その場所に、忌野雹(あとゆりかと鑑恭介と一文字伐)が居ない事願う




「……じゃあ、付いて来いよ、今日伐に御呼ばれしてるんだから」

「本気で言ってますか?霧嶋の人間が忌野の家に行くなんて」

「結構マジっすけど……?」

「……やっぱり面白い人ですね」

「ふーん……」



もっと強くなりたい

その願いは逢引で少々気前がよくなった男女如きに任せるわけには行かない



「さぁ先輩、早くソファー誤魔化さないと忌野生徒会長来ちゃいますよ」



ゆっくりとこの人の腕を引いて体を上げる

ぶちぶちと、まだ不安と文句は足りなさそうだが直ぐに立ち直るだろう

しかしまだこの人がブチブチ言う間は忌野雹よ、来るな

誰も知らないだろう、カササギが同情以上の気持ちでその背中を貸していようとも

まだまだ、この思いは九郎の物だけなのだ



天を仰げば千の星

可視のものも不可視のものもあわせて沢山

その中で1番輝くように、もっと強くなりたい、もっと強くなる

誰にも教えない、たった一つの自分のやりたい事

胸の奥に閉まったまま



未だに恨めしそうに窓を睨みつける瞳を見つめつつ、ゆっくりと九朗は背中に手を回した

久しぶりに笑いたい気分になったのも、また秘密にすることにした




end



この世の中と言う物は圧倒的に不公平である



規律の中に自由があり、自由の中の平等を人道と語ると言うならば

現実を見据えて、全てを諦めて、また前へ向かう

そんな裏側でどれだけ人が悲しもうとも、その裏側でどれだけ人が捨てられようとも

世界は進む

お前なんか関係ないと笑って



どうして人は夢に恋慕するのだろうか

どうして人は物に力を求めるのだろうか

どうして人は言葉に縋るのだろうか


どれも、虚無でしかないのに

どれも、実体は無いのに

それでも、手を伸ばす

無駄なこととわかっていても

無意味だと想っても




――この世は圧倒的に不平等だ



簡単に欲しい物を手に入れる事が出来る人が居る

その砂一粒も涙に消えてしまう今がある

幸福を感じる事が出来なくとも

物は簡単に朽ちていく




これ程までに君を想っても



君は影すら見せやしない







――――そんなわけで、ブック②のデータは帰ってきませんでした

……ほんと、ほんっとに勘弁して欲しい!!!

マジで泣くぞをい!!!

数えたら……4回目!!

ホントやる気が出ないぞをい!!

……もー、忍足七夕限定SSとり他人もどっか行っちゃったし

はぁ~


そんな感じでマイ☆ボスマイ☆ヒーロー見てるんですが、学ぶ楽しさか……

あと一寸で卒業と言う今の段階でならわかるような気がする、このドラマ

……しかしまっきー(長瀬君)をふけてると思う奴はいないのか

27歳ですよ、27歳が18の中に入っているんですよ?

ごくせんの逆番か?と思ってるんですがどうでしょう

……あと、ひっじょーに申し訳ないけど、順×(→)真喜男です(本当に申し訳ない)

というか、舎弟の一人になっちゃえばいいよ、順

そして和哉と取り合いしてればいい



「俺の兄貴はなぁ、すっっっ(溜)げーんだそ!!」

「うんうんっ真喜男君はかっこいいよね!!」

「喧嘩もつえーし、タッパもあるし、プリンが好きだし(謎)!!」

「うんうんっ真喜男君はすごいよね!!」

「あ~っ兄貴が組長になったら俺絶対頑張って出世するんだぜ!!それで兄貴をすっげーサポートするんだぜ!!あ~早く強くなりてぇ!!」

「うんうんっ頑張ってね!!俺も頑張るからね!!」


やっぱ、二人ともずっとボケ倒しだと思う

いやいや、マイボスにカップリングはねぇなぁー

友情以上が面白い(をい)


ついでにエンタ見てますが、ゾクシードールさん?の鼻をかましてあげたいです

風邪引いてるよね、あれ


(落ちなし脱兎)
……まだブックの復旧のメドがたちません

もう泣きたい……ですが!楽しい楽しいコメントレス!!

……1番楽しみな時間だったりします、これ

ではでは、ビーム!!(三名様)



>如月磔様


体温調節が出来ないアホ、zuizuiです

……何でカーディガン着ているんだろう、と本人も謎


さて

……ホント、ジローちゃん駄目だよ!!って感じです

駄目って、私が(をい)

ひっそりとジロー派だったのですが、もうもう…!!

ホントジローちゃん好きなので、幸せになって欲しい……どんな形でも!!

もう直訴していいですか!?(止めとけ)

しかし、死神さん達もスッゲー気になるので……何とかしてください(zuizuiを)


……なんか、支離滅裂ですみません

後、リンクのことですが、せっかくなので(というか狙っていたので)リンクを此方からもお願いして宜しいでしょうか?

今はまだ身辺の整理が付かないのでちょこっと時間が立ってしまうかもしれませんがお願いしたいと思います

それでは、息災で

(脱兎)



>とら皮様


どもども、おばんどすー!!夏だから壊れるzuizuiです


さて

……ホントあれ、どっちなんでしょうね

それで知り合いと大喧嘩になったというアホな記憶も新しいのですが、ここはきっとどうでも話なのでしょう


……知らない間にうちのクラスの男子ネタが色んなところで物議醸していますが、いますよね、あんな奴

今日も『お邪魔〇ど〇みの関先生』というマニアックなモノマネをしていました

似ているかどうかすらも判断できませ

とら皮様の話を聞いていてzuizuiは超超平凡に共学の普通科クラスなので女子高的なノリ(?)はわかりませんが、女子高がスゴイらしいと寡聞に聞くので少し恐いです

あと、何故か『ブルマーで~』の次が綺麗に文字化けになっていて読めません(笑)

な、何スかコレ……


マイスィ裏は、……ご想像のとおり、きっとギャグで終わります

変な所で神が乱入して紳士が止めに入る(をい)

良いところで邪魔されたと、何故か柊さんがブチ切れ……精進します!!

それでは、まだまだ勝手にラブってたりします

また、遊びに行くので待ってください!!

ではでは

(脱兎)



>ティアさん


うわ――ん!!!聞いてよティアちゃん消えちゃったよー!!!

もー……これは神様が「さっさとサイト閉めやがれアホ」と罵っているとしか思えないんですけど!?

閉めた方が良い!?でもヤダよ!!

……でもマイスィが消えたら多分閉めると思う……

本気で移転を考えてるんだけどどうしよ、サーバーメンテナス所じゃないし…!!

ホントなんか支離滅裂だけどごめんね!!

今度しっかり話すから!!

じゃ!!泣いてくる!!

(脱兎)

カレンダー

04 2025/05 06
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

 

最新コメント

(01/13)

 

プロフィール

HN:
だにー
性別:
女性
職業:
管理人
趣味:
読書
自己紹介:
まったりしてたりしてなかったり
のんびりしてますので、どうぞ

 

QRコード

 

ブログ内検索