純愛書きて―、と唸っているzuizuiです
バイトで疲れてるんだったらさっさと寝ろと自分に言いたいですがやれないことを今やっておく
やっておかんでもええことなのに
あー……明日油絵やんなきゃ、あとポスター10枚書く………
んで、話は戻って純情
……ぶっちゃけ「ちゅーもえっちもしないし、それどころか手も繋がないマジ中学生以下の話しか書いてない奴が何で今更純情なんだ?(昔書いた18禁ですら最終的には入れなかったのに(爆))」ですが
いや、なんか書きたいし(真顔)
で、終わっちまうんです
もういちゃいちゃして欲しい
いちゃいちゃして書いてる私が絶望を感じてしまうようないちゃっぷり
しかし、ボディタッチ及びボディランゲージなし
一歩引いてまた一歩、少し距離を感じるほどの距離で向かい合わずに同じところをみて話してる
「青いな」
「空だからね」
「白いな」
「雲だからね」
「まだまだ暑いな」
「夏だからね」
「何故私は屋上にいるのだ」
「私が一緒に授業サボらないかって誘ったから」
「乗ったのか、私は」
「二つ返事でね」
「そうか」
「そうだよ」
「……青いな、空」
「白い雲だからね」
「まだまだ夏だからか」
「彼岸も遠いね、熱いよ、ここが」
「熱いのか」
「ああ、凄く、でも苦しいけど心地いい、悪くない」
「悪くないのか」
「ああ、好きだから」
「………」
「………」
「……」
「………」
「……」
「……………」
「……おい」
「ん」
「今な、こう、一瞬だけだがな」
「何」
「お前を好きだと素直に思った」
「奇遇、同じ事考えてた」
そして顔も見合わせずにほくそえむ
((なんだやはりこいつわたしのことがすきなんだな))
うわ~~~~~~~~~~~~~~(略)~~~~~~~~
zuizuiの趣味は一般的に普及されてないようなのです
これだけでもすっげー甘いのですが
「ふふふ、××はかわいいねVV」とか
「○○……愛してる☆」とかは苦手です(ワレながらセレクトに古さを感じる)
しかしそれにも憧れる(何それ)
あー……、すってきな恋愛を見て癒されたい~…(自分はメンドイ)
「きっとね、私は恋をしちゃいけないの」
太陽を遮断する為はなく、心地よい風を室内へ運ぶように作成された薄いカーテンが大きく靡く
じっとりと湿った夏にしてはあまりにも心地よすぎる風にいつのまにか僕の半そでから伸びた腕に鳥肌が立っていた
腕の色は小麦色をしていて、この受験の時期に遊び呆けていたことがばればれの自己釈明なのだが、彼女はくすりと笑っただけで何も言わなかった
「恋をしたら忘れてしまうわ、高鳴るときめき、甘美な台詞、夢のような展開に、ご都合主義の物語」
そんな僕とは対照的に身体の色素という色素をごっそりぬいた彼女の色は真っ白だった
瞳と唇だけが血のように赤い
老婆のように真っ白な髪に生気は宿っていないが、死は近づいていない
何億人に一人という、むしろ宝くじを当たるより確率に低い病気に当った彼女はついているのではないかと思ってしまうがそんな事はない
今外で唸りとも叫びとも知れぬ泣き声を上げている蝉のように、彼女の命はこの夏で終わってしまう
「恋をしたら絶望するわ、自分が思い描いた通りの全てを打ち砕かれて、現実の厳しさを見せ付けられて、甘っちょろい夢によっていた自分がどれほど矮小でどれほど救いようがない井の中の蛙なんだって思い知らされるわ、所詮、自分が偉そうに語ってきた全てが絵空事でしかないって知ることになるわ」
ホスピスという場所は死が溜まっている
患者の生を一つ一つ侵食し、削り取る
そして死が支配する
ゆっくりと、それは泣きたいほどにゆっくりと
彼女もきっと、そんな絶望的な毎日を送っているのだろう
「誰かを想いたい」
彼女は呟く
「誰かを想って壊れそうになりたい、誰かの言動に一喜一憂したい、誰かの行動にどきどきしたい、身を焼け尽くすような恋がしたい」
彼女は、悲痛な叫びを
「恋がしたい、この頭の中を、愛しい誰かで一杯にしたい」
僕に
「恋がしたくて、死にそうなの」
彼女は笑った
真っ白いシーツ、真っ白い床、壁、天上
色素が抜け落ちた彼女
黒のない部屋
死のない部屋
生のない部屋
逃げ出せずに、ゆっくりと死を待つ
後少し
後少し生きたら、死んでしまう
「知ってるかしら」
―――心臓は脈打つ回数が決まってるの
どんな動物でも十億回脈を打てば死んでしまう
そんな彼女の囁きに、僕はじっとりと汗をかいた掌をTシャツに当てた
どくんどくんどくん
不随筋である心臓はポンプ式に血液を全身に送り出す
肺に空気、脳に酸素
生き急ぐような感覚
死に戸惑う現状
出来ることなら、こんな白から君の手をとって、僕と同じような色の下へ
「恋をする人って短命なんですよ」
きりりきりりと痛む胸を必至で押さえ
寝る間も惜しんでこんな山の奥まで来て
何もいえないのに
何も帰ることも出来ないのに
ただ、どくんどくんと時は過ぎる
(きみを想って壊れそうで、きみの言動に一喜一憂して、きみの行動にどきどきして、身が焼け付いてしまいそうで、この頭の中が君で一杯なのに)
「私を好きになってくれたら、貴方を道連れにできるかしら」
なんてね、と彼女は笑った
冗談よ、とまた笑った
信じないで、そんなことされたら死にきれないわ、と最後にもう一度笑った
真っ白い部屋
太陽の光を遮断しないカーテンの性で、僕の泣き顔はよりみじめったらしく写っただろう
その証拠に彼女は困った顔をしていた
もう来ないでと言ってるような気もした
それでも僕は尋ねるのだろう
眩しい太陽が照らしつける山道を歩いて、肌を真っ黒に焼いて
命をすり減らし、彼女に会いに
きっと、明日も明後日も
「(だって、きみをおもってしにそうなんだ)」
僕は君に恋をしている
end
また何を書きたいんだろう……
不完全燃焼ばっか……
もうねる!!
(脱兎)
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