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総文も終わり、AO入試も終わり「今日は一生懸命文化祭用油絵書くぞー」と意気ごんだzuizuiですが自転車の鍵が無い

この暑さの中、吉祥院まで行く気なんて無い(zuizuiは花屋町、京都在住者でもわからない例え)

こんな時、泣いてもいいですか/時給800円

しょうもなさ100%、zuizuiです


さて

今日はひょうたんの日らしいです

そういえばこの前友達と喋っていて


zuizui「なんかさー、こんなヘボ絵が選ばれるなんてひょうたんから駒ちっくやわー」

友達「何言うてんねん、アホ」

zuizui「アホって……そりゃ使い方間違ってるかもしれんけど」

友達「……ああ、諺の方か」

zuizui「は?」

友達「いや、お前が『雹タンからコマ』って」



私、そんな痛い奴じゃない(真顔)




そりゃパソコンで一発変換で雹タンって出てきたけど彰藍じゃないからおおっぴらに『雹タン』とか言わない

そんな彼女の今一番のお気に入りはK´君

よくは知りませんが格闘キャラらしいです

そんな彼女にお盆に海に行こうといわれました

お前どんだけチャレンジャーなんだ



雹夢書きてー(いきなり)

いや、今のもいいんですが、死ぬほどかっこよく男の子より男の子っぽくていっつも男子制服を着て溶けそうなほど女の子と年下と双子の弟(太陽学園に在学)に甘く雹にめろめろで超絶テクニシャンで貧乳で何より嘘つきな女の子(身長180cm、わお)が主人公

立海大附属高校に通う16歳、部活は執行部(生徒部の下っ端、別名お仕置き部)

最近調子に乗っている太陽学園とジャスティス学園をどうにかして来いとお上(生徒会長)言われてやってきた

そこで雹と知り合ってなんとなく仲良くなる

主人公を知りたいと思う自分に戸惑う雹と、だんだん本音が隠せなくなって笑えないと思いながら笑う主人公

なんかダークだ、をい



そんなダークなSS(あ、でも雹は主人公を男って思ってます(何その乙女設定))











「明日世界がなくなるなら」



初めて恋をしたのは月の色をした髪だった

指の間を潜りぬけるようにさらさらと梳け掴もうとすればするりと逃げる長い髪

その(一種の芸術品かと思うくらいに)美しい髪を、そんなに括ったら髪痛むよ、と忠告したくなるくらい上で(これまた変な紐で)結い無造作に流している

よく見ればポニーティル、悪く見ればぶっちゃけ丁髷

せっかく綺麗な髪なのに、どうしてそんなにコミカルに走るのか(と思ったが彼は本気らしかった)

彼はよくわからない




「貴様は、どうする」


髪が時代錯誤なら服装も時代錯誤だ

彼の服装は軍服だった(しかも赤、恐ろしいことに制服)何故か脇には刀(ダンビラ、鞘無し)だった

金の肩当、金の紐、金のボタンが全部で5つ、きらきらひかってやけにきれい(後で聞けば純金製だった)

ぶっちゃけどんなに勇気のあるコスプレイヤーでもこんなにも奇異で目立って一歩外を歩けば銃刀法違反や不審者で警察に逮捕されちゃいそうな格好はしないだろう

そう考えれば彼は勇者なんだと私は勝手に理解したのだが、彼の夢は世界征服(らしい)で、世の中の愚民を一掃し優秀な人間だけを存在させるという結構具体的なものだった

置いといて、彼はそんな戦闘服(実は制服)で一回うちの学校にやってきたのだ

そのときの騒動は凄かった

生徒部および執行部、裏執行部、高等部の生徒会まで動き、収集がかかり、唯一の知り合いだった私は大変な思いをした、今でも泣きながら彼に「学校以外は私服を着ようよ」と訴えたのを夢を見る

そんなわけで彼の今日のスタイルは私服だった

少し大人びた黒のサマーセーターと真っ黒なズボン(靴下も丁寧に真っ黒)

なんだその黒尽くめ、夏の空に喧嘩を売っているのか、そして自分の白髪をどうおもっているのかと私は思った(しかし私はせっかく休日に多忙な彼に会えたのでただ「その格好も似合うよ」と笑っておいた(彼は少しだけ笑った))

彼はよくわからない

よくわからないから、冒頭の質問も、私にはさっぱり理解できなかった



「……雹、やっぱりその格好暑いんじゃないの?黒いし」

「……何がいいたい」


いや、だってさぁと私はそっぽを向く

ぶっちゃけ君、そんなロマンチックな性格じゃないでしょう、あつあつのカップルかと私は思ったが言わなかった(何故か彼は私のことを男と思っている、180mな自分を思えばわかるが髪は腰まである、まぁ今やどうでもいい)

私は何とか頭を絞り、まともな台詞を捜した


「……仮にも世界征服をライフワークに掲げる雹が消えるとか思っちゃいけないだろう、それとも何?雹的世界征服って滅亡系なの?」

「違う」


見つけた答えはあっさり切られた

私はめげずに進んでみた(きっと彼に悪気なんて無い)


「だったらなに?その後ろ向きに排他的で滅亡系なロマンチック疑問は」

「聞いてみたかっただけだ」



ふん、とそれだけ言って彼は横へ向いた(私が恋した白髪が揺れる)

嘘おっしゃい、と私は心の中で呟く

こんな物騒な世界、いつ自分に狂気にまみれたナイフが向けられるかもしれないということを考えれば彼の質問は真理をついていると思うがやはり少し首を傾げてしまう



明日死ぬなら(死ぬつもりなんて無い)

明日、死んでしまうなら(死にたく無い)



「なぁ雹、それって休日設定?平日設定?」

「平日」

「なら簡単だ、先ず10時くらいに起きる、世界最後の日くらい寝坊したいし、それからゆっくり登校して授業を受ける、世界最後の日に授業をやってくれるかは不安だがとりあえず、そして4時間目当りに早弁をする、朝ご飯食べる暇なさそうだし、昼休みには屋上で日向ぼっこして5時間目まで延長する、6時間目くらいはしっかり授業を受けて放課後は執行部へ行く、しっかり仕事して気に食わない部活の奴等を何回かボコってから帰る、その帰り道にジャスティス学園まで行って、雹に会いに行く」

「遅いぞ、最後の日くらいもっと早く会いに来い」

「その言葉をその時に聞けたら、世界くらいなくなっても悔いはないよ」


さらり、と私は雹の髪を指に絡めた

するすると逃げるように梳けていく

雹が、此方を向いていた



「ひねくれもの、お前の好きな弟や霧嶋に会わなくていいのか」

「雹に会ったあと、『遅いよ、ねぇさんのいけず……』とか言ってもらったらもう!!あと九朗に『べ、別に会いに来てもらわなくても良かったんですよ、最後の日まで先輩なんかに会いたいなんて思ってません』とか言われたらなくかもしれない!!」

「………」

「何、その目」



――手を伸ばし、琥珀をつかめ

沈黙を守り、偽造せよ

目を瞑るその瞬間まで




(待ち焦がれたお前を、簡単に放すと思っているのか)

(待ってくれるのかよ、弟や義弟や義父や義母にも会わず、ただ私を)



私は腕を伸ばし、彼の頭を抱いた

彼は何もせず、ただ花が綻ぶように笑った




(普段無口で笑わない癖に)

(どうして、今笑うのか)

(私にはさっぱりわからない)




「そう考えると、ますます欲しい」

「何が」

「世界」



勝手に終わられたら、困る

そう彼は笑った



(いや、そーゆー危ない思想が世界を一歩破滅に向かわすのじゃね?つーか雹私のことを男だと思ってんのになんで抱かれてるのか、もしかしてホモか雹よ、それはヤダなぁ危ないなぁ、この手を放しちゃおうか、ホモだったら嫌だし、つーか聞いてみようかこの際色んなの事、時代錯誤な髪型とか服装とかダンビラとか、やっぱ雹はわかんない、わかんないといえばどーして私は、こんな物凄い勢いで勘違い&世間知らずでアホなおぼっちゃマンが好)


そこまで思って、私は不思議そうに此方を見上げていた彼に誤魔化しの笑顔を返した



end




何を書きたくわからなかった……

女の子が一切かっこよくなく、雹がヘタレでもなくなり、ダークでもなくなった(をい)

精進するべー


(脱兎)
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