でも特に変わってない
※勝手に色々捏造。
気持ちグロを目指したが撃沈。
原作には一切関係ないぜ!!しかもBLだぜ!!(たぶん)
ベル→ロラベルのりばだぜ、内容きっついぜ。
すべて許容のオケならどうぞ。
「ロラン」
いつも。
退屈を持て余した猫がにやにや笑うように、記憶の中のあの人は俺の名前を呼ぶ。気高き男。そう表されるあの人はどちらかと言えば飄々として掴みどころがない。細められた瞳。その瞳が俺へ向かう事は少なくはないが、彼女達に向けるような甘さはなく、ただの肉の塊に向けるような目で俺を見る。(まるで、)(あの日の)
それが真実であろうとなかろうと俺は構わない。彼女達が盲信する(または、)シィエン・ベルモンドに何の情愛も抱いていないからだ。(敬愛はしてる、)(あの人と俺は)
奴隷の股から生「ロラン、私が呼んでる」
「ひ、――ャ」
「ああそうか、可哀相に、喉が張り付いてしまったか。これでは私への返答も出来まい。どれ口を開けろ、あーん」
「……ぁ」
「ふむ、胃袋まで蝋が伝ったのか熱かったろうに。なでなでしてやる、こっちに来い」
全て。俺は彼女達のように全てをなげうつつもりはない。彼女達はあの人を愛している。(形に差異はある)(しかし同じ感情で)俺はそうじゃない。でもそれは貴方を嫌っているということじゃない、俺は俺なりに(たどりつけば言い訳)貴方を想っている。けれど俺が持つ貴方への感情は貴方は必要とはしない。(私以外を呼ぶ声など蝋で固めてしまえ)(私以外を映す瞳など焼いてしまえ)(私以外を触れる肌など剥いでしまえ)
俺はいつでも、貴方を憧憬と戦慄と畏怖の感情で見ていたから(どうかロラン)、そして貴方が彼女達に向ける愛と同じ愛を俺は俺の愛しい人達に向けて、(今直ぐ言ってくれないか)
「どうしてこちらへ来ないロラン」
貴方の安穏とした声に苛立ちの悲哀が混じる。らしくない。貴方が俺を呼ぶ時はいつだって嘲笑が混じっていたのに。
「立ち上がれ、歩け、私にすり寄れ」
カツカツとカビ臭い地下室の石床を歩くブーツの音。(私以外を見るな)(私以外の名を呼ぶ)(な)
もう動く気力すらない俺の身体(四肢を割かれ、内を暴かれまさぐられ、幾度も貴方に抱かれて抱いた)、ぐいと髪が引っ張られ、顔をあげる。
まだ肉が焦げる臭いが消えない俺の眼球をざらざらとした舌で舐める貴方。あれほど張った頬を、踏み付けた顔をべろべろと(私以外に触れる)(肌など)舐める。
今の俺は正しく肉だ。肉はいつだって捕食者を待たなければならない、惨めな己をかみ砕く誰か。
吐き気がする愛も、この生温い舌の気持ち悪さもすべて。
「私以外と歩む足などいらんな」
耳鳴りが、
「………えう、もんろ、あン」
「ロラン」
まだ貴方の声が聞こえる。まだ死ねない。
貴方の、(だから早く俺の耳をつぶして下さいベルモンドさん)
「嫌だ」
振り上げられる剣の揺らめきは、痛みもなく俺の自由を切り落とす。
「ロラン」
俺はもう貴方を知れない。
「私以外と接ぐ命などいらんな」
ああ、貴方が壊れていく。
チ○コ切っちゃダメだよベルモンドさん!!!(こそっ)
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