これはただの2次創作です
zuizuiのこれからこうなったらいいなー、という妄想です
花宵ロマネスクの今後の展開、そして各エンディング、ロゴス、スチル、メール
一切関係ありません
勝手に次回は最終回！？シリーズです
関係者様には一切関係ありません
以上、この文で理解できたという人は↓へ
しょーもないＳＳが待ってます
「先生は勝てないよ」
まるで僕に恨みあるように雨は僕の身体を打ち付ける
権威と威厳の虚構を埋めるように広い宝生の屋敷
中庭に広がるバラ園の真ん中に僕、大またで歩いて4歩前に、先生
ふりしきる雨のせいで顔は良く見えない
俯いているせいもあるかな、俯いて、何を堪えているのかな？
そんな腕を抱いて、ガタガタ震えているのは寒さのせいだけかな？
こんな夜遅く呼び出してごめんね
でもこりない先生も悪いんだよ
病院でも図書館でもそして宝生でも
葵も桔梗も助けてくれないのにね
馬鹿な女、大好きだよ
「僕が負けると思ってるの」
胸のポケットからハイライトを取り出し、一本口に咥えてライターで火をつける
湿気ってつかないかと思ったけど、一回で火がともった
「先生は、勝てると思ってるのかな」
僕じゃない、ロゴスに、宝生に
そう薄く笑って煙を吹く
肺から出て行く不快感
ねぇイってよ、先生
手抜きはしているつもりはないけど、本気なら今からだって出してあげる
知ってるんでしょ、呼び出した理由
始まってるんだよ、もう止まらない
先生は邪魔だ、でも馬鹿な女は好き
さぁ先生はどうする？
ビクビクと怯えたメス狗のように僕を見てくれ
今にも零れ落ちそうな涙を、僕に
震える身体、壊れやすい腕、迷う心
落ちてきてこない？歓迎するよ、闇は無限だ
先生にもなって欲しいな。服従することも追従することも出来ない馬鹿な女に
愚かで可愛い僕の息子のように、弟達のように
呪いを分け合う僕達
君にも分けてあげよう
ロゴス
それが、君への呪い
「勝たせないわ」
降り注ぐ雨の中、浮かび上がる顔
濡れた瞳、少し流れた化粧
アップにしていた髪は雨の重みで落ちていて
それでも、引かれた淡い桜色の口紅はしっかりと笑っていて
不快感だけが心に残る
「勝ってみて下さい、オス豚さん」
生意気な口、唇、声、音
意地悪く歪めた瞳、似合わないね葵のマネかな？
そのスーツ、初めて会ったときのカッコと違うね、桔梗が見繕ったの？
口紅、色がとても優しくて綺麗だ、ともゑが好きそうな色
髪を括ってる紐の色、菫と同じ、それとも菫のもの？
そして不自然な程に感じさせないその色は、誰のために拭ったものかな？
僕に刃向かうその心
へし折ってやりたいよ、アイツのように
「負けるつもりなんて、さらさらないですから」
高らかに宣言するように、誇り高い宣誓のように
僕に汚らしい偽善の腕を伸ばす、その杭のような呪い
――へし折りたくなる、ユキノのように
「いい覚悟」
ゆっくりと紫煙を吸い込んで、飲み込む
ごめんね、先生、期待なんかして
貴女は本当はユキノじゃないのかって
ユキノは馬鹿な女だった
でも君は、もっと愚かだ
「さぁ、始めようか」
貴方を落とす、闇の用意はもう出来た
と、わけわかんないＳＳを書きましたが
私の狙いは綾芽でもなく葵でもなく桔梗でもなくともゑでもな菫でもなく紫陽でもなく兄ちゃんでもなくじいさんでもなく桜沢さんでもなく
ヒロインＶＳ紫陽
です
どろどろのぐっちゃぐちゃになるまで対立して勝利をもぎとって下されヒロイン
そして私を惚れさせて（をい）
そんなわけで、ヒロインＶＳ紫陽を強く望みます
ではでは
（脱兎）
